第2回 建設業許可を取るには、どんな条件が必要か?
目次
建設業許可取得の3つの条件
建設業許可の取得には、大きく3つの条件があります。
専任技術者がいること
許可を取ろうとする業種の施行ができる、専任の技術者がいることが要件の一つです。
専任技術者と認められるには、以下の条件を満たしていることが必要です。
- 許可を取ろうとする業種の技術者として、認められる資格を有していること。
- 許可を取ろうとする業種につき、10年以上にわたって施工した実務経験があること。
- 一定の学歴と実務経験があること。
経営管理責任者がいること
経営管理責任者とは、法人の役員あるいは個人事業主として、建設業の経営をした経験がある人のことです。
取得したい業種につき、最低5年の経営管理責任者としての経験が必要です。
あるいは、取得したい建設業以外の業種につき、最低6年の経営管理責任者としての経験が必要です。
500万円以上の財産的基礎があること
財産的基礎の証明には、以下の条件を満たしていることが必要です。
- 500万円以上の預金の残高証明書
- 直前の決算書の純資産額が500万円以上であること。
これらの条件については、次回以降で詳説していきます。